8月商品取引高
金標準・金ミニが大幅増
金標準は31.7%増加
東京商品取引所
東京商品取引所(TOCOM)が発表した2019年8月の1日平均商品取引高で、貴金属は金標準・金ミニが前月比で大幅なプラスとなった。
金標準は5万6,879枚で、前月比31.7%、前年同月比70.9%それぞれ増加した。金ミニは5,373枚で、前月比60.5%、前年同月比では45.3%それぞれ増加。ゴールドスポットは9,258枚で、前月比44.0%増、前年同月比では0.4%の微増だった。
プラチナ関連は、白金標準がマイナスだった。前月比5.5%、前年同月比では5.2%それぞれ減少し1万1,927枚。取引は1万枚台の水準が続いた。プラチナスポットは586枚で、前月比31.7%増加、一方前年同月比では79.9%減少。白金ミニは、前月比13.7%、前年同月比51.9%それぞれ増加し890枚だった。
8月の金相場は、5,200円まで急伸し、1982年の金先物取引開始以来の最高値を更新した。米中貿易摩擦で世界経済減速への懸念が出る中、安全資産としての金への投資ニーズが高まり、金市場への資金流入が加速したとTOCOMは分析した。