田中貴金属記念財団は、貴金属を使用した研究・開発を行う機関に対する研究助成金制度で、 2019年度も研究テーマを募集している。応募期間は、2019年11月29日(金)午後5時まで。
応募条件は、◇貴金属に関わる新しい技術であること◇製品に革新的な進化をもたらす貴金属に関わる研究・開発であること◇貴金属を利用した新しい製品の研究・開発であること――としている。同財団が記述する貴金属とは、白金、金、銀、パラジウム、ロジウム、イリジウム、ルテニウム、オスミウムの8元素。他の材料メーカーと共同開発を実施している、または予定している場合は、その旨を明記する必要がある。また、すでに製品化・実用化されている、あるいは予定されているものは対象外となる。
応募資格は、日本国内の教育機関(大学、大学院、高等専門学校)、国公立とそれに準ずる研究機関に所属している研究者、国内の学協会に所属する研究団体の研究者。共同研究の内容を応募する際は、代表者が応募する。このほか、同財団は、日本国内の研究機関に所属していれば、活動拠点は国内・海外を問わないと説明している。
助成金額と助成件数は以下の通り。