三菱マテリアル(小野直樹社長)の加工事業カンパニーは、耐熱合金加工用超硬ソリッドドリルDSAシリーズを発売した。
DSAシリーズの製品特長は、◇加工径5mm以上の内部給油式は独自のクーラント穴形状により、ドリル剛性を低下させることなくクーラント吐出量を増大させ、潤滑性、冷却性を向上 ◇頑丈な直線状切れ刃と耐熱合金加工用ホーニングにより、安定した切りくず生成およびチッピングを抑制 ◇耐熱合金加工用に設計されたマージンにより、接触面積を最小化させ、切削熱と加工硬化を抑制◇ 新PVDコーテッド超硬材種DP9020を採用し、靭性を維持しながら硬度を高めることにより、耐摩耗性を向上――。
内部給油式DSASと外部給油式DSAEの加工径3mmから12mmまでの96アイテムを取りそろえた。
同社は、DSAシリーズについて、一般鋼と比較して加工硬化しやすく、切削熱が上がりやすい耐熱合金加工において、長寿命かつ優れた穴品位を実現するとして売り込みを図っている。