(一社)日本冷凍空調工業会が発表した2019年8月のエアコン国内出荷実績で、家庭用ルームエアコン(ルームエアコン)の出荷台数は2か月ぶりに前年同月比でプラスとなった。
ルームエアコンの8月出荷台数は、前年同月比17.4%増の96万0,254台。7月の長雨から8月は一転猛暑となり、エアコン需要を押し上げた。出荷金額は、16.8%増の765億5,200万円。ルームエアコンの19年度累計の出荷台数は、前年同期比0.1%減の557万7,470台、出荷金額は1.9%増の4,540億7,700万円となった。
業務用エアコン(パッケージエアコン)の8月出荷数量は、前年同月比3.3%増の8万3,351台と引き続き堅調。11か月連続のプラスとなった。再開発に伴うオフィス等向けの需要のほか、教育施設で進むエアコン設置需要が引き続き底堅く推移した。業務用エアコンは、主に事務所、店舗等のビル用に設計されたエアコンで、中・大型のセパレート型やシングルパッケージ型、リモートコンデンサー型がある。
家庭用ヒートポンプ給湯器(エコキュート)の8月出荷数量は、前年同月比4.5%増の3万5,592台。26か月連続で前年同月の実績を上回った。