住友商事は、マダガスカルで子会社を通じて参画しているニッケル採掘・製錬事業について、子会社の株式700億円分の損失を計上すると発表した。
住友商事は、100%子会社がマダガスカルのニッケル採掘会社とニッケル精錬会社に47.67出資している。一方、プロジェクトの操業が低調に推移したことから、子会社株式の実質価額が帳簿価額を下回ったことを受け、2020年3月期個別決算で投資有価証券評価損の計上に踏み切った。
同社は、2020年3月期通期連結業績見通しについて、親会社の所有者に帰属する当期純利益を3,400億円とした5月時点での発表内容に変更はないと説明した。