非鉄金属リサイクル全国連合会が発表した2019年8月の非鉄金属原料取扱統計によると、銅と銅合金、アルミニウムは受入が出荷を下回り、発生が少なかったことをうかがわせた。その他は受入が出荷を上回った。
銅の受入数量は前年同月比15.0%増の9,932.2トン、出荷は同13.6%増の9,938.9トンと、いずれも2桁の伸び。月末在庫は9.4%増の8,596.8トンで、月初から18.8トン減少した。
銅合金の受入は5,263.7トンで、前年同月比3.0%減少。前月のプラスからマイナスに転じた。出荷は4.1%減の5,665.2トン。月末在庫は15.5%増の6,614.2トンで、月初より331.5トン減少した。
アルミニウムの受入は5,923.5トンで、前年比13.0%減少。前月に続いてマイナスだった。出荷は6,187.7トンで、6.6%減った。月末在庫は0.7%増の2,770.0トンで、月初に比べ213.2トン減少した。
その他(被覆銅線、銅・銅合金滓、鉛、亜鉛、ステンレス、錫、特殊合金等、銅分50%以下のもの等)は、受入が6,588.3トンで、前年同月比8.3%減少、出荷は6,002.6トンで、8.3%減少。月末在庫は6.6%減の5,286.5トンで、月初から58.3トン減少した。
なお、仲間売り買いがあるため、受入と出荷は二重カウントが含まれる。