温暖化対策ランキング
非鉄1位はフジクラ
WWFジャパン
環境保護団体のWWFジャパンは、企業の温暖化対策ランキングプロジェクトの第11弾報告書を発表した。業界ごとに各企業の地球温暖化対策を点数化し、評価する方式。調査対象となったのは、温室効果ガスを排出する電気・ガス業、石油・石炭製品、鉄鋼、非鉄金属、金属製品、鉱業の6業種。うち、非鉄金属ではフジクラが100点満点中79.5で最高得点となった。
フジクラは、目標・実績の評価項目が32.3(50点満点)、情報開示が47.2(同)。情報開示では高い評価を得た。
金属製品では、LIXILグループが68.7で1位。目標・実績が24.2、情報開示が44.4だった。
WWFジャパンは、各社が発行した環境報告書やCSR報告書などを基に情報を収集し、温暖化対策の取り組みを主に実効性の観点から評価。採点に関しては、
- 目標および実績:企業として温暖化対策の「目標」を設定し、その実績を評価・分析しているか
- 情報開示:取り組みの状況や進捗などに関する情報開示を行なっているか
――を点数化した。
特に重要な7つの指標として、
- 長期的なビジョン
- 削減量の単位
- 省エネルギー目標
- 再生可能エネルギー目標
- 総量削減目標の難易度
- ライフサイクル全体での排出量把握・開示
- 第3者による評価
――を挙げている。