(一社)電子情報技術産業協会(JEITA)がまとめた2019年7月の電子部品グローバル出荷額は、前年同月比5.1%減の3,197億円だった。うち、日本国内向けは0.7%減の786億円。
品目別では、受動部品が前年同月比7.2%減の1,329億円。主要品目では、コンデンサが9%減少し940億円。コンデンサは5月にマイナスに転じた後、3か月連続のマイナスとなった。一方、インダクタは1%減の225億円。抵抗器は11%減の125億円、トランスは11%減少した。抵抗器は、3か月連続2桁のマイナス幅となった。
接続部品は2.3%増の876億円。うち、コネクタが3%減の487億円で、減少幅が前月までの2桁から縮小した。一方、スイッチは9%増の385億円で、堅調な状況が続いている。
変換部品は9.7%減の556億円。アクチュエータは236億円で9%減少。アクチュエータは、5月に対前年比でマイナス転換し、3か月連続の前年割れとなった。センサは5%減の204億円、音響部品は21%減の116億円で、2か月連続で20%を超える下げ幅となった。
その他電子部品は6.3%減の433億円。電源部品は6%減少し169億円、高周波部品は7%減少し263億円だった。
海外は、主要4地域すべてで前月に続きマイナス。減少幅は、米州向けが3.0%、欧州向けは5.2%、アジア・その他は0.8%、中国向けは10.9%となった。