東京商品取引所(TOCOM)が発表した2019年9月の1日平均商品取引高で、貴金属は金標準・金ミニが前月比で20%を超えるマイナスとなった。
金標準は4万0,468枚で、前月比28.9%減少、前年同月比では29.3%増加した。金ミニは3,870枚で、前月比28.0%減少、前年同月比では32.8%増加。ゴールドスポットは7,159枚で、前月比22.7%減少した一方、前年同月比では13.3%増加した。
プラチナ関連は、前月比・前年同月比で堅調。白金標準は、前月比43.7%、前年同月比62.7%それぞれ増加し1万7,140枚。取引は1万枚台後半の水準に達した。プラチナスポットは682枚で、前月比16.4%増加、一方前年同月比では70.2%減少。白金ミニは、前月比16.7%、前年同月比86.5%それぞれ増加し1,039枚だった。
TOCOMの分析では、9月の金相場は、5,122~5,304円のレンジでもみ合った。サウジアラビア石油施設への攻撃で地政学リスクが高まったことを受け、金相場は高値圏での取引が続いた。金標準取引先限は、月内5日に5,304円をつけ上場来高値を更新した。