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工場見学会を開催 非鉄金属リサイクル全国連合会青年部

工場見学会を開催
非鉄金属リサイクル全国連合会青年部

非鉄金属リサイクル全国連合会青年部は19日、定例の工場見学会を開催した。今回は、関西非鉄リサイクル協同組合青年部担当のもとに、大阪府堺市の日本伸銅本社工場を見学した。非鉄全連加盟の東京非鉄金属商工協同組合、東海非鉄リサイクル協同組合、北陸非鉄金属リサイクル商工業会、神奈川県金属原料商工協同組合の各組合から34人の組合員が参加した。

見学に先立ち、日本伸銅堺工場工場長中井進弘氏が、「伸銅業界は米中貿易摩擦や中国経済の後退などの要因で生産量が減少傾向にある。そうした昨今の生産状況から、本日は稼働していない製造工場の見学となったが、適宜、適切に案内したい」とあいさつした。続いて、原料購買室の古橋拓哉氏が「鉛レス時代の到来」として、EUの環境負荷物質規制の動向、鉛レス材の特徴、新製品の鉛レス・カドミレス黄銅棒eブラス(イーブラス)について情報を共有した。

その後、3班に分かれ、奥村健一氏、吉江真太郎氏の案内で工場の生産設備を見学した。普段は近づくことのできない溶解炉の詳細や、多種類にわたるビレットを効率的に在庫管理する巨大ストッカーなどの案内を受け、参加組合員から熱心な質問が相次いだ。

見学終了後、関西非鉄リサイクル協同組合青年部の木村尚史部会長があいさつし、「貴重な時間を割き、有意義な機会を提供頂いたことに感謝したい。製品がどのような工場で、どういう工程を経て製品化されるのか、より具体的に知見を深めることができた。この経験を活かして、さらに業界の発展に取り組んでいきたい」と謝辞を述べた。

そして、帰りのバスでは車窓からの大阪観光を楽しんだ後、一旦解散、再集合し、懇親会に望んだ。懇親会は、なんばグランド花月で吉本新喜劇を鑑賞し、笑いの大阪文化を満喫した。

日本伸銅本社工場にて
日刊金属

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