住友電気工業(井上治社長)は、大幅に機能を拡充したQ’z TAG® walk plus(ウォーク・プラス)の販売を開始した。
Q’z TAG® walk plusは、高齢者の体力および運動機能を評価するシステム。歩容(バランスやリズムなどの歩き方のクセ)やTUG(Timed Up and Go:椅子から立ち上がり3m先の目印を回って再び椅子に座るまでの時間を測定する評価テスト)を測定して転倒リスクなどを評価するために利用されてきたが、今回の大幅な機能拡充で、利用者から要望の多かった5m歩行や開眼片足立ちの測定機能が実装された。
TUG、5m歩行、開眼片足立ちの測定結果は、運動器機能の評価指標として幅広く活用されており、Q’z TAG® walk plusは、これらの測定、記録、報告書作成などの業務を効率化できる。TUG測定では起立・歩行/転回・着座それぞれの時間を自動計算、5m歩行測定では歩速・歩数・歩幅等の自動算出が可能になった。また、指定の血圧計や体組成計を利用することで、脈拍、血圧、体重、体組成のデータをブルートゥースで同期して、同一帳票で確認、管理できるようになった。