TANAKAホールディングス(田苗明社長)は、平塚市と共同で10月22日にパラスポーツパーク!~ブラインドサッカー体験会を開催した。
会場となった三井ショッピングパーク・ららぽーと湘南平塚には多くの親子連れなどが訪れた。元サッカー日本代表選手で(一社)日本障がい者サッカー連盟会長の北澤毅氏、ブラインドサッカー現役選手の加藤健人氏を招いてブラインドサッカーをテーマにトークイベントを実施。北澤氏は、ブラインドサッカーではボールの中に入っている小さな金属球がぶつかり合う音を頼りに選手たちがボールの位置を把握する、と説明。加藤選手は、「ブラインドサッカーを知らない人はまだまだたくさんいるが、今回の体験会で少しでも興味を持ってもらい、試合を観にきてほしい」と意気込みを語った。
また、特設コートではブラインドサッカーのデモンストレーションも披露された。地元サッカーチーム所属の児童2人が手を叩いて自分の位置を知らせ、アイマスクをした加藤選手が児童を上手に避け、見事なドリブルでシュートを決めると会場から歓声が沸き起こっていた。トークイベント終了後は、実際にアイマスクを着用してのシュート体験会を行い、約160人が参加。参加者は声や音の鳴る方向へ少しずつ歩き、ボールの位置を確かめてシュートを狙うが、近距離から蹴ったボールもなかなかゴールを捉えることができず、ブラインドサッカーの難しさを実感していた。
同社は、2012年から日本障がい者スポーツ協会(JPSA)のオフィシャルパートナーとなり、17年からは日本ブラインドサッカー協会(JBFA)とブラインドサッカー女子日本代表への協賛も開始、障がい者スポーツの支援に力を入れている。