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第2四半期連結決算 UACJ

第2四半期連結決算
UACJ

UACJの2020年3月期第2四半期(2019年4月1日~同年9月30日)の連結業績は、売上高は前年同期比4.9%減の3146億800万円、営業利益は同71.1%減の34億2800万円、経常利益は同94・6%減の4億500万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は33億8900万円の損失となった。

セグメント別の業績は次の通り。

アルミ圧延品事業:アルミニウム圧延品業界は、板類の国内需要では飲料缶は前年同期比微増となり堅調に推移した。自動車関連向け需要は底堅く推移。一方で電気機械や精密機械関連、液晶・半導体製造装置等の需要は低調であり板類全体数量としては前年同期比で微減となった。押出類は、建材、乗用車は堅調だったが、バストラック、自動車熱交、二輪の輸送向けが減少し押出類全体でも前年同期比で微減となった。グループの国内向売上数量は、前年同期比で板類は微減となった。缶材や自動車材などは堅調だったが、電気機械や精密機械関連、液晶・半導体製造装置用厚板で減少し、また押出類でも減少した。一方、海外向売上数量では、Tri-Arrows Aluminum Inc.の缶材・自動車パネル用アルミニウム素材等の増加やUACJ (Thailand) Co., Ltd.での缶材増加に支えられ、グループのアルミ圧延品総量では前年同期を上回った。これらの販売状況のもと、販売数量は増加したものの、地金価格の下落等により、第2四半期連結累計期間のアルミ圧延品事業の売上高は2533億1400万円(前年同期比4.6%減)となった。営業利益は、棚卸評価関係が悪化したこと等により、47億9300万円(同62.4%減)となった。

伸銅品事業:事業の主力製品である空調用銅管の主要用途である家庭用ルームエアコン及び業務用パッケージエアコンの国内出荷において、家庭用ルームエアコンは天候不順等の影響により出荷が減少したものの、業務用パッケージエアコンは、学校向け需要が堅調に推移したことにより前年同期を上回った。銅地金価格は、前年同期と比べ第2四半期連結累計期間は下落。こうした環境のもと、第2四半期連結累計期間の伸銅品事業の売上高は229億1400万円(同4.4%減)となった。営業利益は、棚卸評価関係の悪化等を主因として37億300万円(同64.9%減)となった。

加工品・関連事業:日本、及び米国の加工品事業での売上の落ち込みはあったものの、熱交材・電池材・空調関連品が堅調に推移したことが寄与し、第2四半期連結累計期間の加工品・関連事業の売上高は971億7500万円(同0.1%増)となった。一方、営業利益は比較的収益性の良い加工品事業の売上減が影響し、11億8300万円(同21.2%減)となった。

通期業績については、売上高は前期比1.3%増の6700億円、営業利益は同32.7%減の100億円、経常利益は同35.5%減の40億円を見込んでいる。なお、親会社株主に帰属する当期純利益は未定。

日刊金属

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