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JXTGグループが運営体制、商号を変更 JXTGホールディングス

JXTGグループ、運営体制、商号を変更
JXTGホールディングス

JXTGホールディングス株式会社(杉森務社長)は、2020年6月に開催予定の定時株主総会日付で、同社グループの運営をJXTGエネルギー株式会社(大田勝幸社長)を中心に据えた体制に変更し、併せて両社の商号について、JXTGホールディングスをENEOSホールディングス株式会社、JXTGエネルギーをENEOS株式会社に変更する、と発表した。

同社は、世界的な低炭素社会への加速、イノベーションの急速な進化、企業のESG経営を求める社会的な機運の高まりなどグループを取り巻く事業環境の変化を踏まえた長期的な経営方針として、2040年JXTGグループ長期ビジョンを今年5月に発表。その実現に向けて、従来にも増して意思決定と業務執行の迅速化を図り、変化の激しい事業環境に対応していくことが求められている。

このため、抜本的な構造変革を進めることとし、現在の純粋持株会社の下に3つの中核事業会社を有する体制から、グループで最も大きなウエイトを占めるJXTGエネルギーと同社の経営を実質的に統合して運営する体制に変更する。
具体的には、同社とJXTGエネルギーは、それぞれ法人格は残すものの、役員を極力兼任させ意思決定機関を集約し、実質的にひとつの事業持株会社として運営する。

一方、JX石油開発株式会社(細井裕嗣社長)、およびJX金属株式会社(村山誠一社長)については、引き続き同社グループの一翼を担う重要な事業会社として、同社が定める経営方針の下、大幅な権限委譲を進め、それぞれの事業特性に応じて、より自律性、機動性、独立性を高めた業務執行体制を構築する。

グループ運営体制の変更に伴い、同社とJXTGエネルギーの商号については、同社グループがエネルギー事業で使用しているブランドENEOSを冠するものに変更し、グループの名称はENEOSグループとする。

ENEOSは、2001年にサービスステーションの新たなブランドとして誕生して以来、ブランド統合やエネルギー事業の領域拡大を経て、現在は約1万3000か所のサービスステーションやENEOSでんき等を通じて全国的に広く認知されている。社名とブランド名を統一することでENEOSの高い知名度を活用した成長事業の育成・新規事業の創出を推進するとともに、長期ビジョンで掲げるアジアを代表するエネルギー・素材企業の実現に向けたグローバルブランドへの飛躍を目指す。

日刊金属

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