大阪伸銅品問屋組合と大阪軽金属商協会は合同で5日、シェラトン都ホテル大阪においてフリーアナウンサーの徳光和夫氏を招いて講演会と懇親会を開催した。
ズームイン!!朝、NTV紅白歌のベストテンなどの人気番組に出演し、活躍した。1989年日本テレビ退社後は毎日放送・TBS系の世界ウルルン滞在記などの番組出演をはじめ、数々の著名人の披露宴で名司会ぶりを発揮するなど、フリーアナウンサーとして活躍を続けている。
この日は、マイクアラカルトと題して講演。テレビと共に歩んだアナウンス人生５６年と重ね合わせて、昭和、平成、令和の時代の流れを振り返った。
昭和天皇のご成婚パレードが日本で初めての現場からのテレビ中継だったが、当時と比べてテレビカメラなど機材は格段に進歩した。こうした技術の進歩を支えてきたのが皆さんの事業活動だ
また、中継放送を通して親交の深かった長嶋茂雄氏やジャイアント馬場氏などの一流アスリートとのエピソードを紹介。非真面目(心のゆとり)の極意を次のように伝授した。
みずからの道を突き進むひたむきな真面目さ、と共に、どこかにゆとりを感じさせる非真面目な一面を持ち合わせている。それが成功への原動力だろう
自身が心筋梗塞を乗り越えた経験を引き合いに、いつまでも元気に過ごすには、機会を捉えて常に頭を使うことが肝心。認知症予防には俳句や川柳でコミュニケーションをとることが有効、と高齢社会を生き抜くコツも披露した。
その後、会場を移して開かれた懇親会では、久野実理事長(久野産業社長)が冒頭に挨拶し、講演者の徳光和夫氏に感謝を表す共に、来年の成長を期待して次のように述べた。
伸銅品、アルミともに今年は厳しい１年だった。しかし、AI、IoT、自動車の軽量化や電動化といった時代の趨勢のなかにおいては、いずれも重要な役割を担う材料に変わりない。来年の成長に大いに期待する。
引き続き、大阪軽金属商協会の竹内成介会長(三和金属会長)が両組合、協会の発展を願い乾杯し、歓談へ移った。