次世代パワー半導体の高周波トランスに最適な三層絶縁電線を開発
東京特殊電線
東京特殊電線は、強磁性層を持つ同社の特殊マグネットワイヤに独自のテープ巻き技術で絶縁被覆を施すことにより、次世代パワー半導体のトランス等高周波部品の高効率化を実現。機器の小型化や発熱の抑制に寄与する三層絶縁電線を開発した。
同社の特殊マグネットワイヤGeeDOMEGeeDOME(ジードーム)は、強磁性体の磁気をさえぎる働きによって近接効果を低減することで1000kHzの高周波数帯では通常のマグネットワイヤに比べて電流損失を約30%低減することができる。このワイヤを使用した三層絶縁電線は、次世代パワー半導体のトランス等高周波部品の効率化を高め、機器の小型化や発熱の抑制に寄与する巻線材料となる。