全日本特殊鋼流通協会はこのほど、10月度の特殊鋼流通統計調査の集計をまとめた。
これによると、10月は、受入(前年同月比16.3%減)、販売(同13.6%減)、在庫(前月比1.3%減)いずれも減少した。
販売量は、地区別では東京(前年同月比15.3%減)、大阪(同11.9%減)、名古屋(同13.5%減)、東北・北関東(同23.7%減)、埼玉・神奈川(同17.9%減)、新潟・静岡(同21.3%減)、広島・九州(同17.6 %減)いずれの地区でも減少した。
鋼種別では、その他特殊用途鋼(前年同月比23.9%増)が増加し、機械構造用炭素鋼(同14.7%減)、構造用合金鋼(同19.9%減)、炭素工具鋼(同13.6%減)、合金工具鋼(同16.9%減)、高速度工具鋼(同 26.9%減)、その他工具鋼(同41.1%減)、軸受鋼(同11.7%減)、ステンレス鋼(同12.2%減)が減少した。
在庫量は、349,317トンで前月比4,590トン減少した。