日本電線工業会
10月電線出荷実績と11月電線出荷推定
銅電線出荷実績は前年比マイナス5.7%の6万708トン
11月の出荷推定は5万9,500トン
一般社団法人日本電線工業会(JCMA)は、このほど、2019年10月の電線出荷実績(確報)および11月の出荷推定を公表した。これによると、10月の銅電線出荷実績は6万0,708トンで前年同月の6万4,409トンに比べ5.7%減となった。前月比は0.2%増。11月の出荷推定は5万9,500トンとなる。アルミ電線は10月の出荷実績が2,474トン。前年同月の2,246トンに比べ10.2%増となった。前月比は12.8%減。11月の出荷推定は2,200トン。
10月の銅電線出荷推移を主要部門別で見ると、通信が前年同月の1,039トンに比べ1.8%減の1,020トン。前月比は24.7%増。11月の出荷推定は前年同期に比べおよそ22%増の1,000トン。電力は前年同期の4,578トンに比べ4.7%減の4,365トン。前月比は8.2%増。11月の出荷推定は前年同月に比べおよそ10%減の4,100トン。電気機械は前年同月の1万3,227トンに比べ11.8%減の1万1,671トン。前月比は4.1%増。11月の出荷推定は前年同月に比べおよそ11%減の1万1,400トン。自動車は前年同月の7,820トンに比べ2.0%減の7,661トン。前月比も5.8%減。11月の出荷推定は前年同月に比べおよそ4%減の7,700トン。建設・電販は前年同月の3万1,646トンに比べ3.9%減の3万0,410トン。前月比は0.8%増。11月の出荷推定は前年同月に比べおよそ4%減の3万トン。
銅電線の10月出荷推移を品種別に見ると、裸線が前年同月の3,9062トンに比べ3.2%減の3,782トン。前月比も2.6%減。巻電は前年同月の1万2,441トンに比べ11.8%減の1万0,971トン。前月比は3.7%増。機器用電線は前年同月の3,882トンに比べ10.1%減の3,489トン。前月比は8.2%増。通信用電線・ケーブルは前年同月の1,632トンに比べ4.7%減の1,556トン。前月比は12.5%増。電力用電線・ケーブルは前年同月の2万3,149トンに比べ0.4%増の2万3,251トン。前月比は0.2%減。被覆線は前年同月の1万3,068トンに比べ10.3%減の1万1,717トン。前月比も2.4%減。輸送用電線は前年同月の6,331トンに比べ6.1%減の5,942トン。前月比も4.1%減となった。
10月のアルミ電線出荷推移は主要部門の電力が前年同月の1,551トンに比べ22.4%増の1,898トン。前月比は20.3%減となっている。11月の前年同月に比べおよそ6%減の1,500トン。