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関西銅業界合同年賀交歓会

伸銅品の増産に期待
関西銅業界合同年賀交歓会

令和2年関西銅業界合同年賀交歓会が8日、大阪市都島区網島町の大阪・太閤園で開かれ、加盟団体・企業などの約380人が参加、2020年スタートを祝い年初の交流を深めた。年頭の辞で(一社)日本伸銅協会の松下彰会長(NJT銅管社長)は「本年の伸銅品の生産量は昨年度を上回るものと期待している」などと述べた。

主催団体は、同協会、大阪伸銅品問屋組合、京都伸銅品問屋組合、日本地金問屋組合大阪支部、非鉄金属リサイクル全国連合会関西支部とメーカー7社。米中貿易摩擦や中東情勢の緊迫化を反映した交歓会となった。

松下会長は「伸銅品の需要は、多くの品種で在庫調整の局面が見受けられ、2019暦年の伸銅品の生産は、3年ぶりに80万トンを下回り、対前年比マイナス7%程度となる見通し」と述べた。しかし、IoTや5G化の始まり、AI活用の拡大など新たな需要への期待感を示し、「需要分野別により事情は異なるが、一部では春には底を打つのではないかとの声も聞かれ始めている」と対前年度比の増産に期待。「中長期的にみれば、伸銅業はさらなる成長分野であると考えている」と語った。

このあと、近畿経済産業局の西野聡産業部長は東京五輪や関西大阪万博などのビッグイベントにふれて「関西には世界からフォローの風が吹いている」などと挨拶。

続いて産銅各社を代表し住友金属鉱山取締役執行役員の松本伸弘金属事業本部長も挨拶、非鉄金属リサイクル全国連合会関西支部の橋本健一郎支部長(橋本アルミ取締役)の音頭で乾杯を行った。橋本支部長は「東京五輪のメダルがリサイクル金属で作られるように、環境へのクリーンイメージも高めていきたい」と話した。

日刊金属

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