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電線関連団体賀詞交歓会・大阪市

電線関連団体賀詞交歓会
大阪市

(一社)日本電線工業会電線工業経営者連盟電線工業健康保険組合西日本電線工業協同組合(一社)電線総合技術センターの5団体は14日、共催で電線関連団体賀詞交歓会を大阪市北区の中央電気倶楽部で開催した。会員企業、来賓など約240人が参加し、新しい年の始まりを祝った。

冒頭、日本電線工業会の小林敬一会長(古河電気工業社長)があいさつし、「昨年度の銅電線需要はオリンピック関連や首都圏を中心とした大型再開発向け電線需要の本格的な刈り取り、公立小学校のエアコン設置拡大に伴う需要も加わった建設・電販部門と、電動化、高機能化が進んだ自動車部門が全体を押し上げ、5年ぶりに70万トンを上回る見込みだ。また、今後も都市開発や電力などのインフラ維持更新需要は底堅く、電気電子機器や生産設備機械向けが回復、リニア中央新幹線など鉄道向け、大阪万博需要も期待され、中期的にも堅調さを維持できそうだ」と述べた。また、「日本電線工業会は、環境問題への対応、中堅中小企業の経営基盤強化支援、グローバル化への対応、商習慣の改善の4点を重点活動テーマとして取り組んでいく。電線は、電力や通信インフラにおける、社会の血管、神経として重要な位置づけを担っている。さらに、品質の安定、向上、イノベーションの推進により、電線業界が着実に発展していけるような年にしたい」と抱負を語った。

続いて、来賓を代表して近畿経済産業局の米村猛局長があいさつし、「2025年の大阪関西万博は産業界のメインイベントであり、ビジネスのビックチャンスである。今年は5年後に向けて仕込みをしっかりと始める年となる。IoT、ビッグデータ、ロボティクス、5Gなどの技術が具体的に試されていく。こうした、ビジネスチャンスを盛り上げて、関西全体の力になるよう努めたい」と述べた。続いて西日本電線工業協同組合の谷口直純理事長(太陽ケーブルテック社長)の発声で乾杯した。

小林敬一会長
米村局長
日刊金属

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