一般社団法人日本アルミニウム合金協会(JARA)は、さきごろ、2019年12月のアルミニウム二次合金、アルミニウム合金地金、アルミニウムビレットなどの生産出荷実績を取りまとめ公表した。これによると、19年12月の生産は6万2,152トン、前年同月比91.2%、12か月連続のマイナスとなっている。出荷は6万2,598トン、同91.4%、3か月連続のマイナス。前月比は生産が93.6%、出荷は93.2%となった。
出荷を品種別に見ると、二次地金が7,200トン、構成比11.5%。合金地金が4万9,660トン、同79.3%。ビレット915トン、同1.5%。母地金2,496トン、同4.0%。ベースメタル2,324トン、同3.7%となる。
出荷を産業部門別に見ると、鋳物が1万6,114トン、前年同月比93.8%。ダイカストが3万3,557トン、同88.7%。板が4,551トン、同104.6%。押出1,874トン、同105.9%。鉄鋼4,038トン、同84.8%。合金メーカー向け2,243トン、同93.6%。輸出15トン、同75.0%。その他206トン、同131.2%となった。
原料別消費量は、新地金が4,380トン、構成比5.6%。ベースメタル9,240トン、同11.7%。アルミ屑7,193トン、同9.1%。板系統合金屑2万7,010トン、同34.2%。鋳物系統合金屑2万0,157トン、同25.6%。ドロス・灰5,349トン、同6.8%。金属珪素3,125トン、同4.0%。その他2,415トン、同3.1%となる。