インドネシアで電力海底ケーブルプロジェクト電力海底ケーブルプロジェクト受注
古河電工
古河電気工業は、インドネシア共和国のエンジニアリング・建設大手のPT Wijaya Karya(Persero)Tbk.(以下、WIKA)と共同で、インドネシア国営電力会社PT PLN(Persero)からインドネシアのスマトラ島・バンカ島間を結ぶ150kV電力海底ケーブルプロジェクトをフルターンキー契約で受注した、と発表した。同プロジェクト全体の受注金額は約110億円で、2021年の完工を予定している。
同社は、これまでもインドネシアで海底ケーブルを用いた送電網の整備に貢献しており、今回の受注は、これまでの実績が高く評価されたことによるもの。同社は、アジアの海底線市場をターゲットの一つと位置付けており、将来の成長機会の確保のため、今後ともアジア市場での受注に向けた取り組みを強化していく。
Mp>同プロジェクトは、インドネシア西部のスマトラ島からバンカ島にバンカ海峡を越えて送電することでバンカ島内のディーゼル発電を切り替え、当該地域の発電コストを低減するとともに、電力系統の安定性を高めるためのもの。同社は、108kmの150kV 3芯架橋ポリエチレン(XLPE)絶縁光複合ケーブル、およびケーブル端末部の供給、ならびに端末部の組立工事を担当し、WIKAが土木工事ならびにケーブル布設工事を担当する。