第3四半期連結決算
JXTGホールディングス
JXTGホールディングスの2020年3月期第3四半期(2019年4月1日~同年12月31日)の連結業績は、売上高は前年同期比8.7%減の7兆6071億9700万円、営業利益は同51.8%減の2214億3500万円、税引前利益は同53.4%減の2027億3400万円、親会社の所有者に帰属する四半期利益は同55.2%減の1245億5300万円、四半期包括利益合計額は同61.0%減の1144億1900万円の減収減益となった。
セグメント別の業績のうち金属については、資源開発事業は、チリのカセロネス銅鉱山における生産量は前年同期に比べて増加した。また、同鉱山においては、引き続き生産性の向上とコスト削減に取り組んでいる。銅製錬事業については、銅鉱石の買鉱条件は悪化したものの、硫酸の販売価格は前年同期の水準を上回り、増益となった。電材加工事業については、スマートフォン関連需要の調整を主因として、多くの製品において販売量が低調に推移した。環境リサイクル事業については、リサイクル原料の集荷量は、スクラップ市況の回復を背景に、前年同期に比べ増加。チタン事業については、金属チタン製品は概ね堅調に推移したものの、機能化学品は電子部品向け材料の販売量が、スマートフォン関連需要減少等を背景に前年同期を下回った。こうした状況のもと、金属事業の第3四半期連結累計期間における売上高は前年同期比2.8%減の7485億円、営業利益は484億円(前年同期は598億円)となった。
通期業績については、売上高は前期比6.6%減の10兆4000億円、営業利益は同47.9%減の2800億円、税引前利益は同50.8%減の2500億円、親会社の所有者に帰属する当期利益は同51.9%減の1550億円を予想している。