オーナンバの2019年12月期(2019年1月1日~同年12月31日)の連結業績は、売上高は前期比1.9%減の357億5000万円、営業利益は同1.2%減の8億5500万円、経常利益は同1.8%増の8億7600万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同12.4%増の5億500万円となった。セグメント別の業績は以下の通り。
日本:産業機器用製品などのワイヤーハーネスの売上が増加したものの、太陽光発電関連製品、ハーネス加工用機械・部品、電線等の売上が減少したことにより、売上高は205億4300万円(前年度比2.9%減)となった。売上高減少の影響により、営業利益は4億9600万円(同3.0%減)となった。
欧米:欧州市場の白物家電用のワイヤーハーネスが売上を牽引し、売上高は83億7500万円(同8.0%増)となった。北米におけるワイヤーハーネス販売品種構成の悪化やメキシコ工場の人件費高騰、人員不足等に起因したコスト増加などにより、営業損失3900万円(前連結会計年度は営業利益900万円)となった。
アジア(日本を除く):中国における産業機器用製品等のワイヤーハーネスの売上が減少したため、売上高は68億3000万円(前年度比9.2%減)となった。中国・東南アジア諸国の賃金上昇による生産コスト増加などがあったが、品種構成の良化及び事業構造改善効果もあらわれ、営業利益は4億100万円(同23.3%増)となった。
来期業績については、売上高は前期比0.7%増の360億円、営業利益は同0.5%増の8億6000万円、経常利益は同1.9%減の8億6000万円、親会社株主に帰属する当期純利益は同8.8%増の5億5000万円を見込んでいる。