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2020年1月伸銅品生産と2019年12月伸銅品出荷 JCBA

2020年1月伸銅品生産(速報)と2019年12月伸銅品出荷(確報)
1月の伸銅品生産は5万7,930トン、前年同月比マイナス7.3%
日本伸銅協会

一般社団法人日本伸銅協会(JCBA)は、25日、2020年1月の品種別伸銅品生産動向(速報)および2019年12月業種別伸銅品出荷動向を取りまとめ公表した。

これによると、2020年1月の伸銅品生産は前年同月6万2,474トンの92.7%にあたる5万7,930トン、前月比96.9%。14か月連続の対前年比マイナス。全14品種中前年同月比増となったのは銅管(100.5%)、黄銅線(108.9%)、青銅棒・線(108.8%)の3品種となった。

主要品種の動向を品種ごとに見ると、銅条は前年同月2万0,987トンの87.9%にあたる1万8,446トン、前月比95.4%。半導体IC・ディスクリート分野で回復傾向にあるが総量回復にまでは至っておらず、自動車端子・コネクタで地域や車種ごとの在庫調整が継続、不透明な状況にある。

黄銅条は前年同月8,751トンの82.5%にあたる7,221トン、前月比98.1%。自動車部品の在庫調整に加え、電子部品の出荷も世界的に低調で民生用コネクタ分野が低迷。

青銅板・条は前年同月2,113トンの92.2%にあたる1,949トン、前月比95.1%。スマートフォン向け需要は新機種の登場で動きも見られるが、デジタル家電の世界的な需要低迷が続き低調。

銅管は前年同月8,424トンの100.5%にあたる8,466トンで6か月ぶりの対前年増。前月比は96.3%。ルームエアコン需要が消費増税後の反動からやや持ち直しているものの、エアコン用と以外の分野が低調。パッケージエアコンは堅調。

黄銅棒は前年同月1万4,500トンの97.9%にあたる1万4,194トン、前月比100.0%。住宅設備関連のガス機器や水栓金具が例年に比べ動きが鈍く低調。

2019年12月の出荷は前年同月6万3,964トンの91.3%にあたる5万8,417トン、前月比は95.4%。14か月連続の対前年比マイナス。全業種で対前年比マイナスとなった。内需向けは13か月連続の対前年比マイナス。輸出向けも14か月連続の対前年比マイナスとなっている。

日刊金属

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