一般社団法人日本アルミニウム合金地金協会(JARA)は、さきごろ、2020年1月のアルミニウム二次合金、同合金地金等生産実績を取りまとめ公表した。これによると、2020年1月の月初在庫は2万2,308トン。同生産は6万2,580トン、前年同月の6万4,205トンの97.5%。同出荷は6万3,213トン、前年同月の6万3,696トンの98.8%。同月末在庫は2万2,393トンとなった。生産の前年同月比は13か月連続のマイナス。出荷は4か月連続のマイナスになる。
これを地区別に見ると、関東地区の生産が2万1,786トン、前年同月比101.2%。出荷が2万1,424トン、同99.5%。中部地区の生産が2万2,697トン、同93.8%。出荷が2万3,229トン、同96.4%。近畿地区の生産が1万3,977トン、同97.3%。出荷が1万4,102トン、同101.8%。九州・四国・中国の生産が4,120トン、同100.2%。出荷が4,187トン、同99.4%となる。
品種別では二次合金の生産が6,491トン、同97.4%。出荷が6,632トン、同95.8%。合金地金の生産が5万1,410トン、同97.9%。出荷が5万1,187トン、同99.7%。母地金の生産が1,875トン、同97.3%。出荷が2,253トン、同92.6%。ベースメタルの生産が2,117トン、同89.6%。出荷が2,183トン、同95.8%となった。
産業部門別の出荷を見ると、鋳物が1万5,456トン、同97.1%。ダイカストが3万5,742トン、同100.8%。板が4,109トン、同91.9%、押出が1,548トン、同90.8%。鉄鋼が3,701トン、同97.7%。合金地金メーカ向が2,144トン、同97.6%などとなる。
原料別の消費量を見ると、新地金の消費が4,153トン同90.9%。ベースメタルが9,408トン、同92.0%。アルミ屑が7,166トン、同98.3%。板系合金屑が2万5,780トン、同96.5%。鋳物系合金屑が2万447トン、同97.5%。ドロス・灰が5,272トン、同98.9%。金属珪素が3,282トン、同96.6%等となる。