フジクラ、藤倉コンポジットが技術支援している、東京大学発スタートアップ企業テトラ・アビエーション(テトラ)を中心とするプロジェクトチームが、1人乗りエア・モビリティの開発コンテストGoFlyで優秀賞であるPratt&Whitney Disruptive Awardと賞金100,000US$を獲得した。
GoFlyはボーイング社がグランドスポンサーを務める、いわゆる空飛ぶクルマコンテストであり、世界103か国855チームが参加し、その中から選ばれた24チームがシリコンバレーで行われた最終飛行審査に進出した。アジア地域から唯一最終審査に進出したテトラチームは、開発した垂直離着陸航空機テトラ3で飛行し、栄冠を勝ち取った。
機体軽量化の要望に対して、フジクラは主要配線部のケーブル・コネクタのサイズダウン検討、藤倉コンポジットはシャフト部のCFRP化などを通して、テトラ3の開発を支援してきた。
今後、テトラ社との連携などを通じ、同社の2030年のビジョンにおいて描く、人が安全かつ自由に移動するモビリティ社会の実現に向けた商品、サービスの開発、事業化を進めていく計画だ。