Innovation challenge for the Next Generation
アクセラレータープログラムの最終選考を実施
JX金属
JX金属は、新規事業の創出を目指し、フランスのAgorizeと共同で、アクセラレータープログラムInnovation challenge for the Next Generationの最終選考を実施し、コンテストの上位3社を決定した。
同プログラムは、「非鉄金属に関するイノベーション」をキーワードに、先端素材、高機能・多機能材料、リサイクル技術を中心に、資源開発、製錬も含めた非鉄金属に関する幅広い領域で、新規事業のアイデアをスタートアップ企業から募集し、事業化を目指そうとするもの。ダウンストリーム分野で同社事業とのシナジー追求を進めているH. C. Starck Tantalum & Niobium GmbH、東邦チタニウム、タツタ電線などのグループ各社とも共同で実施した。
同プログラムでは、欧州を中心に、世界中のスタートアップ企業総勢71社からバラエティに富む革新的なアイデアの提案があった。今回、昨年11月の面談審査を通過した5社に対して最終選考を実施し、技術の先進性や事業の魅力度、同社グループ事業とのシナジーの可能性といった観点から、特に評価の高かった上位3社を決定した。今後各社とは、共同開発、資金援助、資本提携、材料の提供、販売ルートの提供など、様々なパートナーシップの可能性を検討していく予定だ。
選考結果
順位 | 企業名 | 所在国 | ビジネスプラン |
優勝 | RadiSurf | デンマーク | 金属表面と樹脂フィルムの密着性を向上させる技術の開発 |
準優勝 | GenesInk | フランス | プリンテッドエレクトロニクス向けナノインク等製造・販売 |
第3位 | AddiFab | デンマーク | フリーフォーム射出成型(3Dプリンティングと射出成型の利点を組み合わせた技術)による部品開発 |
入賞 | MAROMA Technologies | ロシア | 炭化チタン合金をベースとした高付加価値サーメットの開発 |
入賞 | Leyden Jar Technologies | オランダ | リチウムイオン電池用ポーラス状シリコン負極材開発 |