マレーシア国における活動制限令へ対応
三井金属
三井金属は、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大防止を図るためにマレーシア国政府が3月16日午後10時(マレーシア時間)に発表した活動制限令に対応し、同社銅箔事業の海外子会社であるMitsui Copper Foil (Malaysia) Sdn. Bhd.(セランゴール州)の操業を次の通り停止すると発表した。
活動制限令(Partial Lockdown)の概要
- 宗教、スポーツ、社会及び文化活動を含む大規模集会は禁止する。礼拝施設及び商業施設は、スーパーマーケット、公的市場、食料品店、コンビニエンスストア等の日常必需品を販売する店舗を除き全て閉鎖する。イスラム教徒によるモスクでの金曜礼拝等の宗教活動の延期は3月15日の特別メンタルヘルス会議(Mesyuarat Jawatankuasa Muzakarah Khas)の決定(3月17日から3月26日まで礼拝を行わないと規定したもの)に基づく。
- マレーシア人の出国を禁止する。海外から帰国したばかりの者は、健康検査及び14日間の隔離(または自主隔離)を受けることが求められる。
- 観光客及び外国人渡航者の入国は全て禁止する。
- 幼稚園、普通科校、寄宿校、インターナショナルスクール、ターフィズ校、初等、中等及び大学入学前の教育施設を含む公立及び私立学校を閉鎖する。
- 全ての公私の高等教育機関(IPT)及び技術訓練校を閉鎖する。
- 政府機関及び民間企業は、水、電気、エネルギー、通信、郵便、輸送、灌漑、石油、ガス、燃料、放送、金融、銀行、保健、薬局、消防、刑務所、港、空港、治安、国防、清掃、物販、食料供給等の主要インフラを除き全て閉鎖する。
同社マレーシア工場の操業については、上の措置に伴い、3月18日から3月31日まで停止し、最小限の人員による保安操業へ移行する。操業停止期間中は現地製品在庫で受注対応する。また、必要に応じて日本および台湾の生産拠点から支援する。