2020年2月のアルミニウム二次合金、合金地金生産出荷推移
生産は14か月連続のマイナス6万4,359トン、対前年同月98.0%
出荷も5か月連続のマイナス6万4,540トン、同97.3%
日本アルミニウム合金協会
一般社団法人日本アルミニウム合金協会(JARA)は、さきごろ、2020年2月のアルミニウム二次合金同合金地金等生産実績を取りまとめ公表した。2020年2月のアルミニウム二次地金、同合金地金等製品の月間出荷は6万4,540トン、前年同月の6万6,305トンに比べ2.7%減。前月比は2.5%増となっている。月末在庫は2万3,079トン。月初在庫が2万2,579で、およそ2.2%の積み増しとなった。
製品出荷を地区に見ると、関東が2万1,737トン、前年同月の2万2,301トンに比べ2.5%減、前月比は1.5%増。中部が2万3,527トン、前年同月の2万5,405トンに比べ7.4%減、前月比は1.3%増。近畿が1万5,092トン、前年同月の1万4,290トンに比べ5.6%増、前月比も7.0%増。九州四国中国が4,184トン、前年同月の4,309トンに比べ2.9%減、前月比も0.1%減となっている。
これを品種別に見ると、二次地金が7,529トン、前年同月の6,748トンに比べ11.6%増、前月比も13.5%増。合金地金が5万1,899トン、前年同月の5万3,905トンに比べ3.7%減、前月比は1.4%増。母地金が2,361トン、前年同月の2,470トンに比べ4.4%減、前月比は4.8%増。ベースメタルが2,216トン、前年同月の2,472トンに比べ10.4%減、前月比は1.5%増となっている。
産業部門別出荷では、ダイカストが3万6,126トン、前年同月の3万6,557トンに比べ1.2%減、前月比は1.1%増で、全体の56.0%を占めている。鋳物は1万5,783トン、前年同月の1万7,359トンに比べ9.1%減、前月比は2.1%増で、全体の24.5%を占めている。鉄鋼は4,549トン、前年同月の3,590トンに比べ26.7%増、前月比も22.9%増で、全体の7.0%を占めている。板が4,182トン、前年同月の4,671トンに比べ10.5%減、前月比は1.8%増で、全体の6.5%を占めている。合金地金メーカー向けが2,187トン、前年同月の2,226トンに比べ1.8%減、前月比は2.0%増で、全体の3.4%を占めている。押出が1,497トン、前年同月の1,710トンに比べ12.5%減、前月比も3.3%減で、」全体の2.3%を占めている。
原料消費量を見ると、板系統合金屑の消費が2万7,538トン、前年同月の2万4,968トンに比べ10.3%増、前月比も6.8%増で、全体の33.9%を占めている。鋳物系統合金屑の消費が2万1,102トン、前年同月の2万1,768トンに比べ3.1%減、前月比は3.2%増で、全体の26.0%を占めている。ベースメタルが1万0,128トン、前年同月の1万0,242トンに比べ1.1%減、前月比は7.7%増で、全体の12.5%を占めている。アルミ屑が7,593トン、前年同月の7,193トンに比べ5.6%増、前月比も6.0%増で、全体の9.3%を占めている。ドロス・灰が5,404トン、前年同月の5,480トンに比べ1.4%減、前月比は2.5%増で、全体の6.7%を占めている。新地金が3,995トン、前年同月の4,888トンに比べ18.3%減、前月比も3.8%減で、全体の4.9%を占めている。金属珪素が3,327トン、前年同月の3,501トンに比べ5.0%減、前月比は1.4%増で、全体の4.1%を占めている。