三井金属鉱業は、さきごろ、2020年度上期の地金生産計画を公表した。これによると、亜鉛が10万5,000トン。前年同期の実績11万1,500トンに比べ5.8%減。鉛は3万2,900トン。前年同期の実績3万4,700トンに比べ5.2%減。金が2,700キロ。前年同期の実績2,600キロに比べ3.8%増。銀は10万6,200キロ。前年同期の実績9万9,300キロに比べ6.9%増としている。金、銀の前年同期との比較は原料品位の影響によるもの。
住友金属鉱山は、さきごろ、2020年度の地金生産計画を公表した。これによると、2020年度通期で電気銅が45万トン。半期ベースで見ると22万5,000トンで前年上半期の実績19万6,446トンに比べると14.5%増としている。電気ニッケルは通期で6万800トン。半期で見ると前年上半期の実績2万9,014トンに比べ4.8%増。フェロニッケルは通期で1万3,800トン。半期で見ると前年上半期の6,480トンに比べ6.5%増。金は通期で1万6,700キロ。半期で見ると前年上半期の実績9,184キロに比べ9.6%減。銀は通期で20万800キロ。半期で見ると前年上半期の実績10万4,097キロに比べ3.6%減としている。同社によると今回公表された生産計画は、新型コロナウイルスの影響が顕在化する前に策定されたものであり、感染拡大による影響を精査中とのこと。
三菱マテリアルは、さきごろ、2020年度上期の地金生産計画を公表した。これによると、銅が月産3万899トン。前年同期の実績月産2万8,136トンに比べ9.8%増で、その内訳を直島製錬所で約8%増、小名浜製錬所で約13%増としている。鉛が月産2,323トン。前年同期の実績月産2,205トンに比べ5.4%増。金が月産3,400キロ。前年同期の実績月産3,015キロに比べ12.8%増。銀が月産2万7,500キロ。前年同期の実績月産2万6,805キロに比べ2.6%増としている。金、銀については、2018年度下期の炉修が影響して2019年4月の生産が落ち込んだことによる。