2020年度アルミ建材需要予測
前年度比▲3.1%の356千トン
日本サッシ協会
一般社団法人日本サッシ協会(JSMA)はこのほど、2020年度のアルミ建材需要予測を発表、それによると、全体では、前年度比▲3.1%の356千トンと見込んでいる。
このうち木造住宅用サッシは、20年度住宅着工戸数が、新型コロナウイルスの影響は不透明なものの、消費増税による反動減は緩やかに回復基調に向かうものと予測し、全体では854千戸、前年比▲2.7%と予測している。この中で木造住宅は495千戸、前年度比▲2.8%と想定。また、木造住宅用サッシの材質別構成比はアルミ樹脂複合製と樹脂製が増加し、アルミ製の減少が続いており、一戸当たりのアルミ建材重量は減少傾向となっているため、木造住宅用サッシの需要を前年度比▲4.0%の97千トンと予測している。
ビル用サッシは、20年度の非木造分野が、職人不足や建築コストの上昇など厳しい環境が継続すると見込まれることから、非木造床面積を69,300千m2、前年度比▲1.8%と見込んでいる。これにより、ビル用サッシ需要も前年度比▲1.8%の87千トンとしている。一方、2019年実績と年度見込みは以下の通り。
木造住宅用サッシ関係指標
19年1月~12月実績
- 新設住宅着工戸数は905千戸 前年比▲4.0%
- 新設住宅着工905千戸 前年比▲4.0%
- 新設住宅着工74,876千m2 前年比▲0.6%
- 木造住宅523千戸 前年比▲3.0%
- 非木造住宅382千戸 前年比▲5.3%
- 木造住宅50,298千m2 前年比0.3%
- 非木造住宅24,578千m2 前年比▲2.3%
- 持家289千戸 前年比1.9%
- 貸家342千戸 前年比▲13.7%
- 分譲268千戸 前年比4.9%
19年度見込み(4月~3月)
- 新築住宅着工戸数は年度で878千戸 前年比▲7.9%
ビル用サッシ関係指標
2019年1月~12月実績
- 全着工建築物床面積は127,555千m2 前年比▲2.7%
- 全着工127,555千m2 前年比▲2.7%
- 非木造71,837千m2 前年比 前年比▲5.1%
- 内非居住用47,259千m2 前年比▲6.5%
19年度の見込み(4月~3月)
- 非木造用面積は年度で70,600千m2 前年比▲5.6%