住友電装は、走り幅跳びでパラリンピック出場をめざしているパラアスリートの稲垣克明選手を採用した(4月16日付)と公表。
同社で初めてのパラアスリート社員となる稲垣選手は、2019年度第24回関東パラ陸上競技選手権大会で決勝2位など今後の活躍が期待される。
同社のアスリート採用はこれまでに10名、今回で11名(女子ラグビー9 名、スポーツクライミング1名、パラアスリート陸上 1名)となった。
稲垣選手は、三重県出身。競技種目は100m、走幅跳(クラスは片左大腿義足(T63))。主な実績は2019年第30回日本パラ陸上競技選手権大会・走幅跳決勝4 位、19年第24回関東パラ陸上競技選手権大会 100m決勝4 位、走幅跳決勝2位、19年天皇陛下御即位ジャパンパラ陸上競技大会100m決勝8位、走幅跳決勝3位。三重県では2021年開催の国民体育大会「三重とこわか国体」を見すえ、スポーツ選手の育成・強化などに取り組んでおり、その推進事業の一つとしてトップアスリートの就職支援(アスジョブみえ)を行っている。
同社は、県の取り組みを継続的に支援するとともに、選手の活動・活躍を通じた社内の夢・希望・活力・連帯感の醸成を期待し、昨年の女子ラグビー選手3名の採用に続いて稲垣選手を採用した。同社は「世界で一番働きがいのある、活力ある会社」をめざし、競技活動と業務を両立できる環境を用意、今後も多様な人材の採用と働きやすい職場環境作りを推進したいとしている。