7月非鉄金属等需給動態統計
スクラップ国内消費量
銅は4か月連続プラス
経済産業省資源エネルギー庁が発表した2019年7月の非鉄金属等需給動態統計によると、スクラップの国内消費量は、銅が前年同月比で4か月連続のプラスとなった。
銅スクラップは5万0,702トンで、前年同月比2.2%増加。前月比では1.2%減少した。主要用途の伸銅品は、1.4%増の3万6,054トンでプラス転換。電線は1万2,216トンで、7.1%増加し、前月からプラスに転じた。
銅合金スクラップは8万1,800トンで、前年同月比1.6%減少。前月に続くマイナスとなった。伸銅品向けが12.0%減の3万9,150トンと低迷。一方、精錬は11.8%増の3万8,243トンだった。
鉛スクラップは、10.4%増の1万5,353トンで、1万トンの水準が継続した。主要用途の精錬が5.2%増加、再生は26.1%のプラスだった。
亜鉛スクラップは、2.9%減の3,295トンで、前月からマイナスに転換。一方、前月比では15.2%増加した。無機薬品が増加したものの、その他とその他めっきが前年同月を下回った。
錫スクラップは54トンで、前年同月比16.9%減少。このほか、ニッケル・ニッケル合金のスクラップは特殊鋼向けの減少が続き、25.0%減の6万5,122トンだった。