8月溶融亜鉛めっき生産実績
建築材向け堅調続く
構造物合計は6.2%増加
(一社)日本溶融亜鉛鍍金協会は、会員企業81社の生産統計を基に2019年8月の溶融亜鉛めっき生産実績をまとめた。同月の構造物向けの生産量は9万1,030トンで、前年同月比6.2%増加した。前月に続き前年の実績を上回った。鋼管向けを含む生産量は9万3,143トンだった。
構造物主要14品目のうち、対前年同月比でプラスとなったのは10品目。最多の建築材は、前年同月比1.7%増の3万5,110トン。前月比では12.3%減少した。道路は1.4%増の1万0,923トン。前月比では4.0%減少した。仮設機材は36.5%増の8,742トン。仮設機材は対前年比で大幅増となったものの、3か月ぶり1万トンを下回った。プラス項目では、電力・通信が10.8%、造船が17.8%、駐車場が38.8%と、それぞれ2桁の伸びとなった。
マイナスとなったのは4品目。グレーチングは2.5%減の3,021トン、一般鋼材は4.1%減の3,079トン、継手は709トンで前年同月比41.2%の大幅減。前月に続きマイナス幅が40%を超えた。鉄筋は66.1%減の38トンだった。